ジャップ (JAP) は、英語のJapaneseあるいはJapanの短縮形。侮蔑的な言葉として多用され、日本人の蔑称として国際的に定着している。
そのため、Japanの略称としてはJAPを避けてJPNと記述される。
アメリカ・テキサス州ジェファーソン郡(ヒューストン近郊)に存在する「ジャップ通り」、アメリカ・アラスカ州に存在する「ジャップ湾」に見られるように元来、日系人に対する呼び名であって蔑視語ではなかったが、第二次世界大戦当時に日本軍が真珠湾攻撃を行った際、アメリカ人が日本人の蔑称として使用、以後の太平洋戦線でもアメリカ兵が頻繁に使用し、蔑視語として定着したとされている。
一方で(少なくともアメリカ西海岸では)より以前、遅くとも1907年頃までには蔑称としての意味が確立していたのではないかという反例も存在する。
ジャップよりさらに強い蔑称として、Nipponを短縮したニップ (NIPあるいはNip) がある。
昨今では国名を現地語で表現する流れがあるが、この場合のNipponの略称としてNIPを避けてNPNと記述される。
ただし英語圏以外の国々や英語圏でも無教養な人たちや移民たちは、Japを差別語と知らず単にJapaneseの略語だと思って使う人たちもいる。
ギャグマンガ日和
CSのキッズステーションで放送されたバージョンとU局で放送されるバージョンには若干違いがあるそうです。
例として聖徳太子シリーズに登場する煬帝(になりすましたエイリアン)が小野妹子達に対して「ジャップ」と言うところが千葉テレビ版ではピー音になってたりします。
(タケチャン大佐さん)
名探偵ポアロ
登場する「ジャップ警部」は時々勝手に改名される、と何かで読んだ。
(NHKの「名探偵ポアロ」はそのまま使用)
(木村卓球哉さん)
正式名は、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp)ですね。
(マイケル)
「ジャップ警部」は多分原作通りなのでしょうが、現在NHKで放送中の国内製作アニメ版「名探偵ポアロとマープル」のポアロ編では「シャープ警部」と名前に変更?されています。
~「ジャップ」という蔑称は使用されたのは事実ですので、歴史物・歴史を扱う作品での使用は間違いではないと思います。(牧村ミッキーさん)
知ってるつもり?!
初の日本人メジャーリーガーを特集したとき、番組中に差別用語の「ジャップ」が使われていました。
「ジャップは現在日本人に対する不適切な用語ですが、番組の時代背景を配慮して使用しています」
とテロップが出ていました。(2001年放送)(最強隊長さん)
NHKドラマ
NHKで玉置浩二が日本兵の役を演じるドラマの最中、戦闘シーンで敵方役の男性が
『ジャップ、○○(失念)!トウジョウ』
と叫ぶシーン(副音声)があります。
番組の内容からしてあえて消さなかったのでしょうか?他の場面でも『ジャップ』という言葉が多数でます。因みに衛星放送で本放送、地上波で再放送という形です。
(1990台)(ダッシュ7さん)
これは「ジャップ」に限らず、どの言葉にも言えると思いますが、結局どのような文脈で使われるかだと思います。
「ジャップ」という言葉が敵方の兵で使われていた、ということを表現するには「ジャップ」という言葉を使わざるを得ないのではないかと。
差別の醜さを表現するために、あえて差別用語を用いるという表現方法もあるかと思います。「○○」という言葉はダメ、という単純なものではないと思うのですが。
(休日さん)
「ジャップ」云々について言えば、以前バラエティ番組なんかで芸人がビートたけしの物真似をするときに「ファッキン・ジャップくらい判るよバカ野郎!」と言っている場面をたびたび見掛けたので、いわゆる「文脈を問わず口にしてはいけない放送禁止用語」の類ではないのでしょう。じゃあ「ファッキン」はいいのか、とも思いますけど(笑)
(カゲロウさん)
国連総会で
国連総会の本会議で日本国代表が朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)を指して「ノースコリア(北朝鮮)」と呼び続けていた事に抗議する為、DPRK代表の金昌国国連次席大使が日本を「ジャップ」と3回に亘って呼んだ事から、日本の本村芳行国連次席大使がDPRKを非難し波紋を呼んだ。(2003.11.4)
ブラックジャック
単行本1巻・文庫16巻「アナフィラキシー」メイスン大佐のセリフで
『太平洋戦争ではジャップを八十七人殺し……』
『あ…あのジャップのモグリ医者めっ』
『おのれっジャップめ』
の『ジャップ』の部分は変更・削除はされていません。(放送禁死さん)
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