番組欄など患者から批判受け
日本テレビ・読売テレビ系で放送中のドラマ「87%-私の5年生存率-」について、本編以外の番組宣伝CMや新聞のテレビ欄などで「私の5年生存率」が削除、「87%」のみの告知に変更されたことが二十六日、分かった。
「『生存率』の表現がショックだ」などというがん患者らの批判に配慮したという。
日本テレビは「番組本編のタイトルは今のところ同じ。それ以外の番宣などで『生存率』を削った」と話している。同ドラマは、女性の初期の乳がんを取り上げ、がんとの闘いや家族愛、がんを抱えた日常などを描く。同局によると、87%は、初期の乳がんの五年生存率として示される数字。これらに対し、実際の乳がんの患者らから「『生存率』の言葉を見たくない」などの意見が相次いだため、十二日の初回放送後から「87%」のみのPRに変更した。
本編で流すタイトルについては「視聴者側で見る、見ないの判断ができる」などとし、現状は「生存率」がついたままになっているという。
(晩ですさん、エルンハルトさん)
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