http://www001.upp.so-net.ne.jp/STUDIO-SA/gallery/voltes/
超電磁マシーンボルテスVが、マルコス政権時代の1978年にフィリピンで放送されたときブームになった。
しかし最終話辺りが政治的な圧力で放送中止になった。
これは内容が革命を示唆するようだったため、当時のマルコス政権によって放送禁止になったとか、ボルテスのブームを冷やすために放映停止との主張もある。
ちなみに残りの回はブームが去ってからしばらくしてから放映された。
(最強隊長さん、御田楽さん)
http://www.nx.sakura.ne.jp/ ̄haituu/nhktv.htm
実際には、子供がごっこ遊びで怪我したり、
おもちゃの窃盗があったり(おもちゃを持ってる子供は裕福な家庭の子)、
放送禁止運動の中心が、ブルジョワ階級の市民だったため、
政府が、ゴマすりのためだとかいう意見もあるよ。(フィリピーナさん)
フィリピンではものすごく人気で、曲は第二の国家と言われるほど唄われているようです。
なぜそんなに人気だったか、
1. 独裁政権に“禁止”されたことで、自由の象徴になった
2. 家族・絆・反逆というテーマがフィリピン文化と完全に一致した
3. 3世代にわたって再放送・実写化され続けた国民的作品になった
これは日本では絶対に起きなかった歴史的背景がある。
理由①:マルコス独裁政権が「ボルテスVを放送禁止」にした
フィリピンでは1978年に放送されたが、 マルコス政権が突然放送を禁止した(特に最終4話)。 理由は:
- 反乱・革命・階級闘争を描く内容が政権にとって都合が悪かった
- 国民が団結することを恐れた
と分析されている。
禁止されたことで、 「見たいのに見られない=自由の象徴」 となり、国民の間で神話化した。
🔥 理由②:1986年のエドゥサ革命で“ボルテスVの歌”が歌われた
独裁政権を倒したエドゥサ革命では、 ボルテスVを見て育った世代が中心となり、 デモで主題歌を歌った と記録されている。
つまり、ボルテスVは 「反独裁」「自由」「団結」 の象徴になった。
🔥 理由③:フィリピン文化(家族・絆・母系社会)とテーマが一致
ボルテスVのテーマは:
- 家族の絆
- 仲間との団結
- 圧政への抵抗
これはフィリピンの文化価値観と強く共鳴したと、 現地監督も語っている。
特にフィリピンは母系社会的な価値観が強く、 家族ドラマが深く刺さった。
🔥 理由④:親子三世代にわたる国民的アニメになった
- 1978年:初放送
- 1980年代:禁止 → 神話化
- 1990年代:再放送で視聴率40%超え
- 2023年:実写版「Voltes V: Legacy」が大ヒット
- 2024年:映画化
世代を超えて愛され、 主題歌は“フィリピンの第2の国歌”と呼ばれるほど。
🔥 理由⑤:吹き替えが現地語で、国民に深く浸透した
フィリピン放送版は タガログ語吹き替え。 そのため、キャラクターの感情が直接伝わり、 子どもから大人まで国民的作品になった。
フィリピンではボルテスVはただのロボットアニメじゃなくて、
- 独裁に禁止された
- 革命の象徴になった
- 家族の絆の物語が文化に刺さった
- 3世代に受け継がれた
- 実写化されるほど愛された
という 歴史+文化+政治が全部重なった特別な存在。
だから、 日本より圧倒的に深い“国民的アニメ”になったようです。
(マイケル)

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