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世にも奇妙な物語 秋の特別編 |
野球中継割り込み騒動

第2話「仇討ちショー」放送中でのこと。前半部分を放送しCMに入り、CMが明けた時放送されたのは、プロ野球の中継であった。午後9時放送開始で1本終了+前半終了という事なので、午後9時30~40分というところだ。この日行われた「ヤクルトvs阪神」戦は、ヤクルトが勝てばセリーグ優勝という大事な試合であった。
中継が割り込まれた時、既に試合は9回に入っていたが、同点という状態になっていた。ヤクルトはフジテレビと業務提携を結ぶ球団であるので、ヤクルトの優勝の中継は必要であったし、局スタッフが「直ぐに終わるだろう」と判断した為、割り込みを決行したものと思われる。しかし、この試合は同点のまま延長に突入し、結局午後11時過ぎまで競り合った末に同点のまま試合終了という結果になってしまい、その試合で優勝を決めることができなかった。試合終了後、CMを挟む等の措置を取らずに、挨拶と共にCM明け部分からそのまま放送を再開。午後11時過ぎに終了するはずだったこの日の放送は、翌日午前1時過ぎにようやく終了した。放送終了後、「野球中継が挟まるなど聞いていない」等、視聴者から1万5千件に及ぶ苦情がフジテレビ側に届いたため、同年12月30日に再放送を決定した。また後日、視聴率が発表され、中断前が14.7% ヤクルト戦13.1%とプロ野球の不人気を目の当たりにする結果となった。
(2001.10.4)(画像提供 TUTUISTさん) |
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