海外での暴力シーン規制 |
国際進出する日本アニメの異文化の壁
http://www.youtube.com/watch?v=L2-5tcSJzH4
英語でしゃべらナイトで、01:30あたり
アメリカのアニメプロデューサー・エリック・シャーマンさんの話
(質問)殺人場面が出てきたら?
エリック
「また、人が殺された場面は米国ではそのまま放送できないので、まだ死んでいないように見せるためうめき声をいれます」
(放送禁死さん) |
「BSアニメ夜話」で岡田斗司夫が
「アメリカのアニメは死体を映しちゃいけないことになっているんですよ」
と言っていました。(カゲロウさん) |
「GIジョー」(TV版)というアメリカのアニメでは「死」を思わせるシーンすら駄目で、撃墜された戦闘機から必ずパイロットはパラシュートで脱出する?という不自然なシーンが毎度ありました。
また「ウルトラセブン」がアメリカで放送された時に「首」が切られるシーンは全てカットされ肝心な部分が解らず、あちらのファンは困惑したとマニア向け映画雑誌「映画秘宝」にありました。(ただ、実際見たアメリカ版12話ではアイスラッガーで体がまっぷたつになるシーンがあります)(牧村ミッキーさん) |
アダルトタッチなうる星やつらも年齢指定です。
ミスター・インクレディブルも年齢制限があります。
自分が見ていたアメリカのアニメで、飛行船が破壊されるシーンがありました。
当時から、アメリカ・アニメでは死はご法度という都市伝説的な噂があったので、どうなるかと注視していたら、乗客は小さな針金人形のような形のまま、蠢き、奇跡的に全員助かる状況がわかりました。(FUNTACKさん) |
海外では基本的にアニメ=子供の観るものという認識でしかないため、特にTV放映する分に関しては暴力は勿論エロにも非常に敏感です。
最近は海外の外国人オタク向けに様々な作品が翻訳されビデオやDVDで販売されてますが、「スレイヤーズ」や「星界の旗艦」など、軒並み15禁や13禁の指定を受けています。
○オーストラリアでは、「風の谷のナウシカ」が暴力表現が引っかかり、15R指定。
○韓国でKBSで名探偵コナンを放送され大人気だったが、キリスト教系の婦人団体圧力により放送中止された。毎回人が殺されるの原因らしい。又、一時圧力により放送中止になっていたドランゴンボールZが放送再開にこぎ着けたが、この女性団体の抗議により放送中止が検討中。
○ドランゴンボールZの格闘シーンや一般人が殺されるシーンが問題になった。
(放送禁死さん) |
読売テレビのメディアリテラシーの特集番組でやっていたのですが、アメリカでは死体を放送してはいけないので、名探偵コナンでは、倒れている映像にうめき声を入れるそうです。
その番組によると、「子供が車を運転する」というシーンは、子供がマネをするおそれがあるとかで、まず絶対に放送できない(カットされる)と言っていました。
あと中国、韓国では番組を放送する時「7歳以上推奨」とか「15歳以上推奨」のマークが出るそうです。
(yasuさん) |
北斗の拳も残酷な格闘シーンにより、一部の国では放送コードに引っ掛かって放送できないそうです。
ドイツでは「もののけ姫」がR指定。劇中の腕が切断される描写が引っ掛かったそうです。(最強隊長さん) |
らんま1/2
中国では、らんまが父親を殴る所はカットされてるみたいですよ。
(でか白サンボさん)
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これも岡田氏の本に書いてあったのですが、かつて手塚治虫氏がモノクロ版の『鉄腕アトム』を海外に売り込んだ時に「暴力的である」と抗議を受けました。その理由は「アトムが拳で殴るから」と言うもの。
…海外ではアンパンマンのアンパンチでさえ暴力表現になってしまうのでしょうか?
また2003年に『アトム』がリメイクされた時に食玩フィギュアが発売されたのですが、その時も握り拳の表現がNGになりかけたそうです(これは結局立ち消えて、発売されたものは握り拳のものだった)。(SIGMAさん) |
名探偵コナンに関してはコチラ |